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【痩せ薬?】エフェドリンの効果とは?副作用は?論文をもとに解説!!

なやむちゃん
手っ取り早く痩せたい

 

運動したくない
悩むくん

 

上司
食事制限も嫌

 

こんな夢をかなえるのが『やせ薬

 

誰もが簡単に短時間で痩せたいと思ったことがあるのでは?

 

それを叶えると言われていたのがエフェドリン(エフェドラ)です。

 

エフェドリンとは?

 

エフェドリンは『麻黄』という植物に含まれている成分です。

 

麻黄はマオウ科のマオウなどの地上茎を乾燥したもの。

 

薬効としては、発汗、解熱、鎮咳、抗炎症、鎮痛作用などが知られています。

 

エフェドリンの効果は?

 

エフェドリンは、米国でやせ薬としてサプリメントに使用されていました。

 

『ハリウッド女優に人気』との謳われていたころは輸入合法ドラッグでした。

 

市販サプリメントとして

 

『脂肪燃焼サポートや食欲を抑える働きが期待できる』

 

と紹介されていました。

 

本当だとすれば魔法の薬です。

 

副作用ってないの?

結論から言いますと副作用はありまーす。

 

副作用の表を小田口氏らが2019年に発表したレビューからお借りしました。

 

 

副作用として

・心機能に対する有害事象

・呼吸困難

・尿閉

 

・心機能に対する有害事象

エフェドリンの刺激によって、心拍数の増加や収縮力の増加が生じ、不整脈や動悸を誘発。

 

・呼吸困難

上記、心臓に対する影響によって息苦しさや胸苦しさを覚え呼吸困難を訴えると推察。

 

・尿閉

アドレナリン受容体を刺激して膀胱平滑心を弛緩させ、外尿道括約筋を収縮されることで排尿抑制引き起こす。

 

ざっと調べるだけで重い副作用の報告が見つかります。

 

副作用の発生頻度

 

副作用の発生頻度は、動機、不整脈、尿閉、排尿困難がそれぞれ0.2%であると報告されています。

 

麻黄配合の漢方薬は優れた効果もありますが、高齢者、虚弱体質、高血圧傾向の人には向いていません。

 

不眠、興奮、動悸、不整脈、血圧上昇、排尿障害が出やすくなります。

 

いくら痩せたいから、副作用の発生頻度が低いと言っても、絶対はありませんのでお勧めできません。

 

アメリカでは販売禁止

アメリカでは麻黄をサプリメントとして使用していましたが、過剰摂取などの不適切な使用から死亡事故が発生。

 

米国食品医薬品局(FDA)は論文とFDAに届けられた百数十件の死亡例を含む、1万数千件の副作用報告を検証しました。

 

麻黄製剤には動悸や嘔吐などの軽度から中程度の副作用があると結論付けています。

 

その結果、FDAはエフェドリンアルカロイドを含むものについては、一切の販売を禁止しました。(2004年エフェドラ禁止令)

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

エフェドリンはやせ薬としての効果はありますが、副作用のほうが強く使用はお勧めしません。

 

個人的な見解ですが、痩せる効果はありますがそれは副作用によるものではないかと思います。

 

体調が悪くなるほど摂取カロリーも減りますし体重も落ちやすくなります。

 

ただ、それは健康的な痩せ方ではないので絶対にやめましょう

 

簡単に痩せる方法はありません。

 

地道に運動と食事の改良をしましょう。

 

薬に頼らず運動もしてみませんか?

 

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この記事は『麻黄の副作用とエフェドリンアルカロイド除去麻黄エキスの安全性』 小田口氏ら(2019)を参考としています。

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